お菓子について

食べた物と本と音楽についての雑記帳です

Plastic Tree『doorAdore』

どあどあも聞き返しました。

 

・遠国

ちょうどカズオイシグロの『わたしを離さないで』を読んだところだったんですけど、ずっとわからなかったこの歌詞がようやく少し掴めた気がします。

 

・恋は灰色

めっちゃ心地よい厚みのあるバンドサウンドハシエンダからの流れに続くような曲。バリバリでかっこいい。私にとってプラは「どこか浮ついていて浮世離れしててかっこいいもの」なんだよな、と再認識する音です。

歌詞も好き。「始まって欲しいな 僕の知らないストーリー」、そんなものは来るわけないよなっていう投げやりさがいいなって

 

・エクジスタンシアリス

プラらしい「混乱」を感じる曲。

 

・雨中遊泳

『雨ニ唄エバ』の訴えているような歌に対して『雨中遊泳』の歌い方は祈ってるみたい。

「雨が上がる」は「気持ちが晴れる」という意味で使われることが多いけど

この曲は消えてなくなってしまう悲しさを表してるんだね、というところが印象的です。

 

・サイレントノイズ

いろんな比喩表現が散りばめられた歌詞だけど

聞けば聞くほど「サイレントノイズ」という言葉の表現がすごいなと思う。日常に鳴りひびかないけど確実に存在するノイズ。

「ビル群の墓標」という表現はプラらしいと思いつつ冷たい例えだなと思う。

 

・サーチアンドデストロイ

ナカヤマ詩だ!っていう。

広がる世界に対するどうしようもない不安とか「わからない」ことに対する虚脱のようなものとか。

 

・残映

 

・いろつき

世界をきらきらしたもので捉えるプラが好きなので、このタイトルにはどきっとしてしまった。『トゥインクル』と似てるようで全然違うね!!

華やかな曲調と「色をつけてごまかす」という意味のタイトルがよくあわさってます。

 

・念力

プラでこの曲、この歌詞…と割と衝撃的だった曲。

どあどあの中で一番聴いてるし歌詞では一番好きだな。

 

・scenario

音の組み合わせ、積み重なりを楽しむ曲。

 

ノクターン

まるで天使みたいな人ってどんな人だろう。

長谷川さんの歌詞は感情と空間を結びつける表現が魅力的だと改めて感じられる。

 

・静かの海

どあどあツアーで聞いた時、全ての感情を受け止めたような厚みのある歌だと感じてて。

things、songsの終わりにこの曲が聴けることが嬉しいです。いやどんな構成かまだわかんないけど。

また違う捉え方ができたらいいな。

 

 

 

文字にすると思ったより聞き込みの足りなさを感じる…!

 

何度も聞き返して思ったのが

「歌を完璧に理解することは不可能だけど心象風景として捉えることはできる」

のではないかなということです。

 

作詞って「その人がその時に書いたもの」だから、その曲の中でしか真実として捉えられない。そもそもフィクションの場合も多い。

でも音と歌と歌詞を合わせて残したものを私たちは聞くことができて、それを100%理解できないにしても感覚として感じることはできる。その感覚を心象風景のパターンとして加えることができる。

 

あといろんな時間に繰り返しきくことで「こういう意味なのか」ってふと気づく瞬間がありました。

聴き込むっていうのはいろんな発見がある。

 

歌を聴くってそういう意味もあるんだなぁというこのとがわかった貴重な期間になりました。

 

 

どあどあは一枚通して「ざらざらして黒い」という印象を持つアルバムです。あと「ここではないどこか」を強く描いてるところはdoorAdoreの特徴的なのかなと思います。

自分のプラ観と全然違ってたので、正直まだ捉えどころが定まってない…。

 

当日までにもっともっと聞き返してもっと捉えてから行きたい。

それでライブでもう一度捉え直せるようにしたいよ〜。

 

 

 

doorAdore (通常盤[CD])

doorAdore (通常盤[CD])