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食べた物と本と音楽についての雑記帳です

Plastic Tree『インク』

「自分と向き合うこと」が強く出てるアルバム、という印象が強いです。

プラの後期アルバムの中でも繊細さ、音の美しさが際立つ曲が多い。

 

 

ロールシャッハ(左)

どれくらいの間自分の定義する自分でいられるんでしょうね。


・インク

不気味で不安で不安定な空気。インタビューでメンバーからは「プラらしいと思える曲」と言われてたけど、広がるような不安を感じさせる音はプラ楽曲の中でも独特だと思う。

 

「要らない心」でも「綺麗」なんだなぁ。

意図せずに広がってしまう感情を綺麗だと思うことも、意図せず無くしていってしまいそうな感情を捉えようとすることも、どちらもないがしろにしないところがいいなって思います。

ブルーバック」の「思考はインク」「僕の色」って歌詞を考えると、インクって『いろんな要素が溶け合ってる自分自身』の例えで、それをテーマにした曲なんだなぁって。

 

伴奏が「ドラム、ベース、ギター」なのがボーカリストの作詞らしい。

一番好きなフレーズは「不協和音〜」

 

・くちづけ

ドラムがすき。静けさを表してるようなAメロBメロとサビの盛り上がりが好き。

美しくて完成された曲。

あまりに自分の感覚と違いすぎるので一番好きなフレーズは選べないです。言葉としてはわかるけど言葉以上のことを感じられない。


・ピアノブラック

インクで一番好きで一番聴いてる。ほんと好き。詞が特に好き。「壊れてしまう世界」とはどんなものなんだろう。

きらきらした音なかで「綺麗」というこの曲とインクが不気味な音の中で「綺麗」というの、対照的だよなぁ。

 

リクエスト公演で聴きたかった(インクに投票してました)。ぜひホールで聴きたい曲。

一番好きなフレーズは「ふれないで〜」


・あバンギャル

何度聞いても自分にとって理解が追いつかない…ライブで聴いたら変わるのかな…もっと聴かなきゃ。

撫で切り/撫で斬り(なでぎり)の意味 - goo国語辞書

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殺伐(さつばつ)の意味 - goo国語辞書

リダイレクトの警告

恥ずかしながら想像できない単語が多いので…


ライフ・イズ・ビューティフル

間奏のベースがねーー大好き。

「プラらしい」という言葉ほどこの曲に合う言葉はない気がするくらい個性が強い曲。「冬の海は遊泳禁止で」を思い出します。

すべてを差し出してもライフワズビューティフルと振り返られる時を得たい。なんで?どうしたらそんな瞬間を得られるの?

好きなフレーズは「そんな感情〜」「あいまい〜」


・君はカナリヤ

トロイメライを聴いた後だと「プラらしさ」の一部はこんな風なんだね、って思う。

挫折や迷い、それらがこれからに繋がっていくことをこれだけきれいに、ふわふわと柔らかく描く作品を他に知らない。

一番好きなフレーズは「別れも〜」


・静脈

個人的なことなんですけど、最近変わらなきゃって気持ちになる出来事があり「来る明日を望むから〜」という歌詞が胸にくる。

柔らかくて繊細なギターが好き。未練を感じさせる歌詞だけど、音は柔らかくて、たゆたうよう。

一番好きなフレーズは「いつか躯も〜」


・てふてふ

プラだーーって音。 

プラの楽曲の中でも特別好きだし聞いてるけど、言葉にしようとするとできない感覚に襲われる。

理解できないけど理解できないからこそ惹かれる詞です。

一番好きなフレーズは「くらりくらり〜」


・シオン

けっして現実にはなくて、頭の中だけにある、ひだまりみたいな記憶を描いてるのかなぁ。

優しい音や言葉でしか構成されてないなって…感じるからさ…(ポエム)

※インタビューを読むとなおさらそうだなって思います

シオン (植物) - Wikipedia

一番好きなフレーズは「我を忘れ叫べば〜」


218小節、長き不在。

この曲ねーー大好きなんですよーー

きらめきが降ってくるようでもあるし崩壊へ進んでいるようにも聞こえる。


ロールシャッハ(右)

感情は変わっていくのに自分の核となるものは変わっていかない、ということかな。

リプレイにしろ影絵にしろ有村詞のテーマの1つ?

「なくさないように」という歌詞の(左)で始まって「全部消えてしまった」という(右)で終わるの、はきそうなくらいせつない。

 

・各インタビュー

Plastic Tree “静脈” - TOWER RECORDS ONLINE

Plastic Tree | ROCKの総合情報サイトVif

スペシャル|インタビュー塾!|MUSIC|teena ティーナ

Plastic Tree “シオン” - TOWER RECORDS ONLINE

【Plastic Tree】“いつ見たんだろう、この景色”っていうくらいやたらはっきりした映像があった | OKMusic

Plastic Tree “くちづけ” - TOWER RECORDS ONLINE

Plastic Tree | ROCKの総合情報サイトVif

【Plastic Tree】今の時点で最高のものとして表現できた | OKMusic

Plastic Tree 『インク』 - TOWER RECORDS ONLINE

Plastic Tree | ROCKの総合情報サイトVif

【Plastic Tree】バンドっぽさはちゃんと出せたと思うし、音の質感や曲の細かい表情も表現できたと思う | OKMusic

ROCKIN'ON JAPAN 2013年1月号

SHOXX (ショックス) 1月号 (2012年11月21日発売) | Fujisan.co.jpの雑誌・定期購読

SHOXX 2013年 4月号 - TOWER RECORDS ONLINE

楽曲よりギターについてのインタビュー。わからないなりに見てておもしろい…!

Washburn N4 ナカヤマアキラ・スペシャルインタビュー / Washburn Guitars

 

 

 

・インタビューは新しい視点を与えてくれるけど、まっさらな状態で聞いた自分の感想も大切

・ドラムがいい。『インク』のドラムは全体に対してきれいに調和してて、曲の緩急が際立ってる。それでいて細やかな音を感じられるのが佐藤さんらしいドラムなのかなって思う。

普段は「この音が特別好き!」とは思わないんだけどなー。

私にとってのドラマーは佐藤ケンケンさんになった。

・アキラさんのギターって「ゴリゴリのギターソロ!」ってイメージだったけどよく聞くと違う。曲に馴染ませるような音なんだなぁと。

・プラの音って実体のない世界にどこまでも沈んでいけるもので、そんな作品がこの世に存在してるって事実にはきそうになる

・『インク』を聴いて感じた「いいな、心地いいな」って感覚をいつまでも覚えて、重要なものなんだって意味づけしていきたい

・日常の隙間に入り込むアルバムだなと思う。「聴き込もう」として向き合ってもわからなくて、意識しないふとした瞬間に、あぁそうか、って感じられる曲が多い気がする。

 

 

 

トロイメライのに蒼い鳥に「微かな音、耳をすます。心の底へ」って歌詞がある。『インク』ってそんな感じ。

気をつけないと無くしていってしまう感情とか、逆にどうしてもなくならない気持ちとかを特に捉えようとしているアルバムだなって勝手に思ってます。

 

インクやライフ・イズ・ビューティフルの「気持ちを表すことはあんまり意味ない」みたいな歌詞は意外でした。

感情を表したところで消えて行ってしまうものは消えてしまうし、感情だけを言葉にしたところで現状はなにも変わらないってことかなぁ。

※よく聞いたら散リユク僕ラとかありますね…

 

でも、それでも形に作品に残していくことって忘れることへの抵抗だと思うんですよね。というか”抵抗したことの証”かもしれない。

これが私が考えるPlastic Treeの魅力の一つです。いろんなことばで、音で、気持ちの深いところを残していく作品ってやっぱり惹かれてしまうものだと思う。

 

あーー私は歌も書けないし音も出せないけど、私もなにか残していく手段を見つけなきゃって気持ちが今やばい。

 

 

インク(通常盤)

インク(通常盤)